裂き織りは、布を最後まで大切に使い切る知恵として、古くからある伝統の手工芸です。古くなった布を裂いたものをひも状にし、緯糸(よこいと)と経糸(たていと)で織り上げることで、新しい生地に。織り上がった布は、ショール、マフラー、コースター、バッグなど、新しい価値をもたらしてくれます。
裂き織りの魅力はなんといっても、色や生地の素材を自由に組み合わせることで、世界に一つしかない作品が作れること。そして、織る前にイメージしていたものに徐々に近づいているワクワクした感や、出来上がって初めてわかる生地の表情など、たくさんの楽しみがあります。